人生の採点基準 教会長
卒業式のシーズンになりました。卒業式といえば「卒業ソング」。時代の変化とともに、さまざまな歌が歌われています。
一昨年の秋、私は地元の方に誘われて、あるイベントでミニバンドを結成し、ピアノを弾くことになりました。
そのときに「ものすごく感動する歌がある。これをしてみたい」と言われ、実際に演奏することになりました。
それがRADWINPSの「正解」という歌です。この歌のラスト部分が素敵です、
ぼくだけの正解をいざ 探しにゆくんだ また遭う日まで
次の空欄に 当てはまる言葉を 書き入れなさい。 ここでの最後の問い
「君のいない 明日からの日々を ぼくは私は きっと〜」
制限時間は あなたのこれからの人生
解答用紙は あなたのこれからの人生
答え合わせの 時に私はもういない
だから採点基準は あなたのこれからの人生 「よーい はじめ」
10代の中学生、高校生たちが学び舎を巣立って行く時に、これを聞いたら、歌ったら、何を感じるでしょうか。私は初めてこれを聞いた時、何かに打たれたような気持ちになりました。「採点基準はあなたのこれからの人生」〜まさしくその通りだと。
これが絶対正解だと人生はありません。しかし、このお道を信仰させていただいている私たちには、教祖様が教えてくださった道しるべ=採点基準があります。その採点基準が幸いなことに、一つではなく「この場合はこう。こういった場合はこう」という具合に、さまざまな基準で解説くださっています。日々、大切にしたいですね。
この歌を2年間、前任校で担任した子どもたちが「三送会」で合唱してくれました。数日後、私も別の場所で弾き語りをする機会をいただきました。歌いつつ、子どもたちみんなに素敵な未来が来ますようにと祈りながら歌わせていただきました。